KITCHEN & WATER / ARTICLE 20

給排水タンクは40L・80L・200Lをどう選ぶ?

容量はメニューと調理工程に合わせて選びます。基本は80L以上を目安に、幅広い調理をしたい方は給水200L・排水200Lの構成を検討しましょう。

公開 2026-08-25更新 2026-08-2505 厨房・給排水研究一次情報あり監修:株式会社ケイズエムズ/CRAFTBASE
研究カルテRESEARCH CHART / ARTICLE 20
研究テーマ
給排水/タンク容量
研究所評価
★★★★★
初心者重要度
★★★★★
修理費リスク
★★★☆☆
確認難易度
★★★☆☆
クラスター
05 厨房・給排水研究
研究所の結論
容量はメニューと調理工程に合わせて選びます。基本は80L以上を目安に、幅広い調理をしたい方は給水200L・排水200Lの構成を検討しましょう。

CONCLUSION / 研究所の答え

容量はメニューと調理工程に合わせて選びます。基本は80L以上を目安に、幅広い調理をしたい方は給水200L・排水200Lの構成を検討しましょう。

メニューと調理工程に合わせて選ぶ

CRAFTBASEでは、これから車両を用意する方には給水80L以上を基本の検討目安としておすすめしています。これは車両選びの提案であり、全国共通の許可基準を意味するものではありません。

給水容量検討する使い方
40L提供品目や工程を絞る必要があるため、将来のメニュー展開まで考えると慎重に検討したい容量です。
80L営業に適した仕込み施設で下準備を済ませ、車内では簡単な調理や仕上げを行う方の検討目安です。
200L車内で行いたい調理や扱いたいメニューが多い方におすすめする容量です。給水200L・排水200L、タンク容量の合計400Lの構成を検討します。

容量だけでできる営業内容が決まるわけではありません。提供品目・調理工程・設備をまとめて、出店予定地の管轄保健所へ事前に確認してください。

給水・排水の容量と積載重量を確認する

給水200L+排水200Lの「計400L」はタンク容量の合計です。常に400Lの水を積むという意味ではありません。運行時に想定される給水・排水の実際の量で、積載重量を確認します。

200Lの水は、およそ200kgになります。これは無視できない重量です。

  • 車両総重量が増える → 免許区分に影響する可能性がある
  • 最大積載量を圧迫する → 積める食材が減る
  • タンクの固定が甘いと、走行中に動く → 危険
  • 配置によって重量バランスが変わる → 走行安定性に影響する
  • 給水・排水タンク本体と、運行時に実際に積む水量を含めて重量を確認する

だから「大きければ安心」ではありません。200Lを積むなら、車両総重量・積載・タンク固定・配置・普通免許対応までをセットで設計する必要があります。

写真スロット:200Lクラスのタンク。固定方法と配置、点検のしやすさを確認する。assets/images/articles/tank-200l.jpg を置くと自動で差し替わります
200Lクラスのタンク。固定方法と配置、点検のしやすさを確認する。

容量の決め方

  1. 売る商品と工程を書き出す(洗う回数、使う水の量)
  2. 1日の営業時間と想定食数を決める
  3. 営業に適した仕込み施設(店舗・シェアキッチンなど)を利用できるか確認する
  4. 出店予定地の営業許可基準(必要な容量)を管轄で確認する
  5. 必要容量が決まったら、その重量を積んだ状態で車両総重量を計算する
必要な給排水容量と設備は、営業地域と調理内容に合わせて管轄保健所へ確認してください。

排水も同じだけ考える

給水だけ大きくしても、排水が受けられなければ営業は止まります。一般に、排水タンクは給水量以上が求められます。また、排水を現場でどう処理するか(携行して持ち帰るか)も運用に関わります。

写真スロット:排水タンク。容量と取り出し方法、臭いの有無を確認する。assets/images/articles/drain-tank.jpg を置くと自動で差し替わります
排水タンク。容量と取り出し方法、臭いの有無を確認する。

購入前に見るべきポイント

中古車では、実際にポンプを動かして水を出してもらってください。容量が仕様どおりでも、ポンプや配管に問題があれば使えません。

購入時チェックポイント

  • 出店予定地の営業許可基準(必要な給排水容量)を管轄で確認する
  • 給水タンク・排水タンクの実容量を確認する(給水量以上の排水容量があるか)
  • 水を入れた状態での車両総重量と、免許区分を確認する
  • タンクの固定方法を確認する(走行中に動かないか)
  • 実際にポンプを動かして、水が出るか・漏れがないかを確認する

関連する現車確認項目:20項目 給水設備 20項目 排水設備 20項目 シンク 20項目 車検・登録・営業許可

注意点

  • 200Lの水は約200kg。積載と免許区分に直接効いてくる
  • 排水容量が給水より小さい構成は、基準を満たさないことがある
  • 容量の基準は自治体で異なる。出店先ごとに確認が必要
この記事の根拠 株式会社ケイズエムズ/CRAFTBASE が実際に製造・販売・修理・運営してきた車両の経験にもとづく一次情報を含みます。 「一次情報」バッジのある箇所が現場データです。それ以外は一般的な整理です。
寸法・価格・重量・消費電力・修理費のうち、確認できていないものは「実測準備中」と表示し、推定値は掲載していません。
免許・車検・構造変更・営業許可などの制度は改正されます。最終確認は必ず最新の法令および管轄窓口でお願いします。
最終更新:2026-08-25

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