研究カルテRESEARCH CHART / ARTICLE 14
- 研究テーマ
- 架装/雨漏り
- 研究所評価
- ★★★★★
- 初心者重要度
- ★★★★★
- 修理費リスク
- ★★★★★
- 確認難易度
- ★★★★★
- クラスター
- 04 シェル・ボディ研究
- 研究所の結論
- 雨漏りは見えにくく、見つかったときには範囲が広がっている。屋根から疑う。
CONCLUSION / 研究所の答え
最重要はシェルの屋根。接合部とシーリングに依存する構造ほど、経年で確認が必要になる。
研究所の答え
キッチンカー特有のトラブルの中で、最も厄介なのが雨漏りです。理由は3つあります。見えにくい・原因の特定に手間がかかる・気づいたときには内装や下地まで進んでいる。
そして最も重要な場所がシェルの屋根です。
一次情報 CRAFTBASE設計方針
CRAFTBASEでは、軽・1tなどでFRP屋根を採用しています。
理由は、長期間使用した際の雨漏りリスクを下げるためです。
平板を組み合わせ、接合部のシーリングに依存する構造では、経年で必ずシーリングの打ち替えが必要になります。継ぎ目が少ない構造にすることで、その依存を減らす考え方です。
これは他社の構造を否定するものではありません。構造が違えば、必要なメンテナンスの種類と周期が変わる、という話です。どの構造でも、点検と補修を続ければ使えます。
雨漏りしやすい場所
| 場所 | なぜ漏るか | 見るポイント |
|---|---|---|
| 屋根の接合部 | パネルの継ぎ目。走行振動と温度変化で動く | シーリングの割れ、重ね塗りの跡 |
| 窓・販売口まわり | 開口部は必ず継ぎ目になる | 枠の周囲、コーキングの状態 |
| シャッター/扉の上部 | 水が集まりやすい | レール上部、取付ビス周り |
| 換気扇・レンジフードの貫通部 | 屋根に穴を開けている | 取付部のシーリング、内側のシミ |
| アンテナ・配線の引込部 | 小さいが確実に穴が開いている | 引込部の処理 |
| シェルと床の取り合い | 下から回った水がたまる | 床の沈み、下地の柔らかさ |
※ 表は横にスクロールできます。
写真スロット:屋根の接合部とシーリング。割れ・重ね塗りの跡を確認する。assets/images/articles/roof-seam.jpg を置くと自動で差し替わります
写真スロット:天井内側のシミ。触って柔らかい場合は下地まで進んでいる可能性がある。assets/images/articles/leak-ceiling.jpg を置くと自動で差し替わります
現場では何が起きるか
原因の特定に時間がかかる
水は入った場所から真下に落ちるとは限りません。天井を伝って、離れた場所から出てきます。だから「シミがある場所=漏っている場所」ではありません。
内装・断熱材・下地まで広がる
見えている天井のシミは結果です。その裏の断熱材が濡れていれば、乾かないまま腐ります。修理範囲が一気に広がるのはこのためです。
衛生面にも直結する
キッチンカーは食品を扱う車です。カビや腐りは、営業許可・衛生管理の観点からも放置できません。
購入前・購入後にできること
- 購入前:天井・壁の内側を手で触る。押して柔らかい場所がないか
- 購入前:カビ臭がしないか。臭いは残る
- 購入前:販売店の許可を得て、可能なら散水して確認する
- 購入後:シーリングの状態を定期的に見る。割れたら早めに打ち替える
- 購入後:換気扇・アンテナなど、屋根に穴を開けた箇所を年1回は点検する
雨漏りの疑いがある場合は、迷わず専門家に見てもらってください。侵入経路の特定と浸水範囲の判断は、素人には難しい領域です。
購入時チェックポイント
- 天井・壁の内側を手で押して、柔らかい場所がないか確認する
- カビ臭の有無を確認する
- シーリングの割れ、重ね塗りの跡を確認する
- 換気扇・レンジフード・アンテナなど、屋根の貫通部を確認する
- 床が沈む場所がないか、歩いて確認する
注意点
- シミの位置と、水の侵入位置は一致しないことが多い
- 内装だけ張り替えても、原因が残っていれば再発する
- 雨漏りは修理範囲が広がりやすい。安く見えても総額で判断する
この記事の根拠
株式会社ケイズエムズ/CRAFTBASE が実際に製造・販売・修理・運営してきた車両の経験にもとづく一次情報を含みます。
「一次情報」バッジのある箇所が現場データです。それ以外は一般的な整理です。
寸法・価格・重量・消費電力・修理費のうち、確認できていないものは「実測準備中」と表示し、推定値は掲載していません。
免許・車検・構造変更・営業許可などの制度は改正されます。最終確認は必ず最新の法令および管轄窓口でお願いします。
最終更新:2026-08-25
寸法・価格・重量・消費電力・修理費のうち、確認できていないものは「実測準備中」と表示し、推定値は掲載していません。
免許・車検・構造変更・営業許可などの制度は改正されます。最終確認は必ず最新の法令および管轄窓口でお願いします。
最終更新:2026-08-25
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