ENGINE & FUEL / ARTICLE 06

ガソリン・ディーゼル・LPGはどれがいい?

絶対的な正解はない。予算・走行距離・出店エリア・増車計画のどれを優先するかで変わる。

公開 2026-08-25更新 2026-08-2502 エンジン・燃料研究一次情報あり監修:株式会社ケイズエムズ/CRAFTBASE
研究カルテRESEARCH CHART / ARTICLE 06
研究テーマ
燃料/エンジン
研究所評価
★★★★★
初心者重要度
★★★★
修理費リスク
★★★★
確認難易度
★★★☆☆
クラスター
02 エンジン・燃料研究
研究所の結論
燃料は「燃料代」で選ぶものではない。修理リスクと補給のしやすさで選ぶ。

CONCLUSION / 研究所の答え

絶対的な正解はない。予算・走行距離・出店エリア・増車計画のどれを優先するかで変わる。

研究所の答え

結論から言えば、どれが優れているという答えはありません。ただし「何を優先するか」を決めれば、選択肢は絞れます。

強み弱み向いている人
ガソリン汎用性が高い/給油場所に困らない/構造が比較的単純中古車価格は高めになりやすい予算に余裕がある/出店エリアが広い
ディーゼルエンジンが強い/長距離・高走行向きDPF・DPD・マフラー・ターボ・排気系の修理リスク走行距離が多い/遠征型/2t以上
LPG比較的安く始めやすい/排気系トラブルが少ない傾向/クリーンLPGスタンドが少ない最初の1台/エリアが限定されている

※ 表は横にスクロールできます。

現場では何が起きるか

ディーゼルの修理費は排気系で決まる

ディーゼルエンジン本体は丈夫です。問題になるのは、DPF・DPD・マフラー・ターボ・インジェクターといった排気まわりです。とくに短距離走行とアイドリング中心という、キッチンカーにありがちな使い方は、排気後処理装置にとって条件が良くありません。

LPGはスタンドの位置が営業計画に影響する

LPGは車両として扱いやすく、排気系のトラブルも比較的少ない傾向があります。ただし給油できる場所が限られるため、出店エリアと移動ルートの中にスタンドがあるかが実務上の分かれ目になります。

ガソリンは「どこでも入れられる」ことが価値

遠征や不慣れな土地での出店が多い場合、給油に迷わないことは想像以上の安心材料です。

研究所からの戦略案

一次情報 CRAFTBASE取扱経験

最初の1台をLPGで始めて利益を作り、その利益でガソリン車・ディーゼル車を増車していく、という進め方があります。

初期投資を抑えて事業を立ち上げ、稼働が安定してから用途に合わせた2台目を選ぶ。増車前提で考えるなら、1台目に無理をしすぎない選択も合理的です。

この戦略はあくまで一例です。出店エリアにLPGスタンドがない場合は成立しません。ご自身のルート上に補給場所があるかを先に確認してください。

購入前に見るべきポイント

ディーゼル車を中古で買う場合は、エンジン型式だけでなく排気系の整備履歴を確認してください。DPFの再生履歴、警告灯の点灯歴、マフラー・触媒の交換歴は、購入後の費用に直結します。

写真スロット:ディーゼル車の排気後処理装置まわり。整備履歴と警告灯の点灯歴を確認する。assets/images/articles/dpf.jpg を置くと自動で差し替わります
ディーゼル車の排気後処理装置まわり。整備履歴と警告灯の点灯歴を確認する。

購入時チェックポイント

  • 出店エリアと移動ルートに、その燃料の補給場所があるかを確認する
  • ディーゼルなら、DPF・排気系の整備履歴と警告灯の点灯歴を確認する
  • 想定する年間走行距離を出してから燃料を選ぶ(短距離中心か長距離中心か)
  • LPGは、容器の再検査期限と取扱店の場所を確認する
  • 中古車価格だけでなく、購入後にかかる整備費を含めて比較する

関連する現車確認項目:20項目 エンジン始動 20項目 冷却系 20項目 エンジンオイル

注意点

  • 燃料単価の差だけで判断すると、排気系の修理費で逆転することがある
  • 短距離・アイドリング中心の使い方は、ディーゼルの排気後処理装置に負担がかかりやすい
  • 燃料の選択と車種の選択は切り離せない。実際に選べる中古車の在庫状況にも左右される
この記事の根拠 株式会社ケイズエムズ/CRAFTBASE が実際に製造・販売・修理・運営してきた車両の経験にもとづく一次情報を含みます。 「一次情報」バッジのある箇所が現場データです。それ以外は一般的な整理です。
寸法・価格・重量・消費電力・修理費のうち、確認できていないものは「実測準備中」と表示し、推定値は掲載していません。
免許・車検・構造変更・営業許可などの制度は改正されます。最終確認は必ず最新の法令および管轄窓口でお願いします。
最終更新:2026-08-25

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